今日の朝、誰かが私を訪ねてきた。「トントントン」とドアを激しく叩く。私は寝ていたけれど、一応出てみることにした。「どなたですか?」というと「挨拶にきました」という。今の時期、引越しシーズンでもあるから、挨拶にきたのかなと思った。今時、律儀な人もいるんだなと思って、ドアを開けると、一人の若い男の人がたっていた。
「〇〇寝具です」と営業スマイル。
一瞬、もう閉めて寝たいと思った。顔はスッピン、頭はぼさぼさ、格好はパジャマのようなものだった。営業マンと話すのはつらい。
男:「あの、駅裏にある〇〇寝具なんですけど、知ってますよね?」
-知りませんけど
男:「えっ、だって駅裏ですよ。よくデートとかしないんですか?」
(余計なお世話だっつーの!)
-いえ、全然
男:「だって、彼氏さんとかいっぱいいそうですよね?」
(こんなスッピンぼさぼさ頭のどこが)
ー全然。
男:「あっ、じゃあ、もしかして、今同棲中ですか?」
-違いますけど。
男:「あの、いつもはお仕事とかされてるんですか。忙しいんですか?」
(面倒なので)-ええ、そんな感じです。
男:「えっ、でも10代ですよね?」
-いえ、もっと上です。
男:「じゃあ、20歳だ」
-いえ、もっと上です。
男:「いや、そんなはず無い。んじゃあ、僕23なんですけど、同じくらいでしょ?」
-いえ、もっと上です。
男:「嘘だぁ~?」
-本当です。で、実は学生です。あんまりウチにいませんので、よくわかりません。
男:「そうですか・・・。」
(しばらく信じられないような顔をして)
「・・・じゃあ、失礼します」
-ハイ。
といって、営業マン失格の彼は去っていくのでした。これが今日の私の朝。
いやね、若く見られるのは、嬉しいことですよ。でも、10代って・・・。もう27なんですけど。
確かにネ、幼顔ですよ、どうみても27には見えないですよ。スッピンならなおさら・・・。なんだかな~~。ちょっと凹みました。私、大人になりきれてないというか、できそこない見たいな気がして・・・。
お色気ムンムン目指してみようかしら?やっぱり、適度な色気も魅力も必要かしらと思って、
今日は美容院に行って来ました。・・・ハイ、単純です(笑)。