今日は学校のネットワーク修理のため、ネットがつながっていないのです。だから、研究室の人はみんな帰ってしまいました。どれだけ日頃ネットに依存しているのかがよくわかりますね。まぁ、もちろん、私もそのうちの一人なんでしょうけど。
今日はいつも通り、ボランティアにいってきました。今日はすごく慎重に話をしなくちゃいけなくて、思いのほか気を使っちゃいました。今は生きるか死ぬか・・・の決断時期なのです。患者さんは死ぬことを待つという意見を持っていました。私はただのボランティアだし、どこまで口にすべきか、ずっと考えていました。関わった人が生きることができるのに、生きる手段があるのに、目の前で死んでいくことが耐えられなかったので。で、私は同じ病気の人を介護していた奥さんに電話をして、知恵を借りたんです。自分だけではどうしようもなかったから。その奥さんは言いました。「あなたなら、できるはず。頑張っていろんなことを教えてあげて頂戴」と。
今日はいつものようにボランティアにいって、重たくならないようにその話に持っていきました。もう残り時間はとても少なく思えました。少しずつ話をする中で、患者さんは実は娘さんと娘婿さんに非常に気を使っていたことが分かり、そのことで生きることを断念しようとしていることがようやく分かってきました。娘さんは娘さんで、この介護がどこまで続くのか、とても不安に感じていました。死期が近づいて、ようやくお互いにそのことを口にできるになったようでした。今は少し持ち直したそうですが、患者さんは私が作った患者さん用のブログが命を与えてくれたといって、泣いていました。気持ちを押し殺していたのでしょうね。でも、吐き出せてよかったなと思いました。
生きる手段があるのに、死ぬことってとても辛いなって思いましたよ。私は介護のことまで責任をもてませんので、あまり強くはいえないんですけど、生きれる命があって死ぬと決めることの辛さを思うと、一人帰りの車の中でジーンときちゃいました。そして、奥さんの言葉が私の背中を押しました。できるっていってもらえると、できるような気がするものですね・・・。
とにかく、命は尊いです。
でも、これからが実は一番大変だったりします。今は意見。今度は実務?です。実際、どうやって、患者さんの望む態勢を整えられるのか・・・です。本業そっちのけで、医者や保健師、その他の人に連絡しまくりです。ある患者さんが言っていたけど、ホント、「一人はみんなの命」かもしれません。
がんばります。