朝ご飯の仕度をして、彼に朝ご飯を食べさせて、駅まで見送る私。気を付けてネ、行ってらっしゃい。その日は雨だったが、傘のない彼はそのまま走ってホームに向かった。やれやれ・・・と言うのが私の正直な感想。アパートにつくと、食べ終えた食器を片付けて、ちょっとだけまた横になる。ネ・・・眠い。でも、彼からリアルタイムでメールがくるので、実際にはそんなに寝れない。ウダウダしながら、いつもの時間に登校する私。今日こそはたまりにたまった課題をやらないと・・・なと思い、学校へと向かう。
何かに取り付かれるように猛烈に研究に励む私。明日は彼、当直なのだ。そして、当直だけど、来るか・・・と言って来ている。そう、私にあるのは今日のワンチャンス・・・。そう思って、眠い目をこすりながら作業を続けた。学校から帰宅したのは深夜の2時半ごろだった。物凄い疲労感の中、ベッドに身をうずめる私。こんな生活をしてたら、いろんなことが滞っちゃうし、多分、卒業なんてできない。時間をかけないでできる作業もあるけど、時間をかけてゆっくり考えないとできないものもあるのだ。これから、彼と結婚したら、私の生活はきっと毎日こんなんだ。彼中心の世界になって、それはそれで幸せなんだけど、自分のやるべきことはかなり考えてやらないと、何一つ達成できなくなるに違いない・・・はぁ・・・結婚って大変だな。。せめて、学生じゃなくなるまで待っててくれたらいいのに・・・細木数子なんか信じないで、私を信じて待っててくれたらいいのに・・・どうして、待ってはくれないのだろう。どうして、そんなに焦っているのだろう・・・どうして、私はこんなに疲れているんだろう・・・どうして・・と考えながら、いつの間にか寝てしまった。でも、寝坊もさせてもらえない。だって、彼のメールが入るのだから。そして、答えないと連絡が来るのだから・・・開かない目を必至で開いて、メールに対応する私。はぁ~し、しんどい・・・って思う。でも、当直の彼の所に夕方もしくは夜には行かないといけないんだから、起きて学校にいって作業しないと・・・と何かに取り付かれるように学校に向かう私。夕方、彼からメールが入る。「何時に来れる?」・・・「7時半か8時くらいかな」と返すと、「また出る時にメール頂戴ネ」と入る。ハイハイ・・・はぁ・・・。
かなり限界気味の私。でも、何かを信じたかったんだと思う。人間、張り詰めている時って結構強いものだ。そんなわけで、披露困憊の身体のまま彼の所に向かうのでした・・・(つづく)。